[10月16日 リヨン3日目]

今日はちょっとお疲れモードで9時ごろまで寝ることに。

ホテルで朝食をとりリオンの街を楽しもうとタクシーでソーヌ河を渡りホテルから見えた古ヴぃエールの丘の上の教会、フルヴィエール教会に着くとちょうど教会の鐘が鳴り響く。なんの曲なのかわからないけれど鐘の音で響くメロディーはとても心が現れる。私が教会をビデオで撮影している間にも彼はフランス人のおじいちゃんとお話してる。フランス語をだいぶマスターしてきた彼は使いまくってる。私はオバーくらいしか言えないのに(笑)

教会の外観のヒトツひとつの彫刻もすばらしく祭壇の中はこれまたすごい。教会の内側の壁には名前を彫った石板が沢山。シーンと静まりかえる教会の中は天井がとても高く天井には角砂糖ひとつ分くらいの大きさの石で沢山の絵が描かれているの。遠くからみるととても、とても石を使ったものとは思えない一枚の絵!ふたりとも、あまりにすごくて言葉を失っていたの。そして十字架の前には小さなタイルで出来た床の柄はまるで絨毯!上にも登れるというので上っている途中も大理石があったり天井の花細工・・・見るもの全てが言葉を失う。と、マダムがロウソクを買っているのを発見!私も真似をしてロウソクを買いマダムの後に続いて部屋に入る祈っている方々...。日本のお寺でもロウソクを買って皆と一緒に立ててお祈りをするのがあるけれど、そういう感じみたいでした。とても厳粛な雰囲気。また別のドアを発見し入ってみると聖歌隊の歌の響く大聖堂!ステンドグラスの素晴らしさタイルでできた壁画は職人芸!と二人で口があんぐりあいたまま(笑)

フルヴィエール教会を後に丘をお散歩しながら下っていくと...途中、栗の木があるようで一面に栗がおっこちてる!おもわず5個拾ってハンカチに包んでお持ち帰り*^^*

気づいたら旧市街の細い道にいて小さなお店が並ぶ。旧市街というだけあって昔の町並みを彷彿させるものばっかり。ガイドブックでみかけたリヨンの人々を元気づけてきたギニョールという人形もココで見れたのっ。細い石畳の入り組んだ道を歩くのってリヨン満喫って感じ。

と、見えた広場の前にあるものはさっき教会の展望台から見えたサン・ジャン大司教教会!くぅ〜おっきぃ〜!!!!!これは ルイ9世が葬られてるんだそーで、外からしか見れなかったけど多分中はすんごいだろ〜なぁ〜〜〜とわかる。

マルシェ・・・っていうのかなぁ?八百屋だね、日本で言う。新鮮な野菜を前に二人でコレは日本と違うね?とか値段の違いとか店先で長居しちゃいました(笑)

さてさて、展望台から見えたベルクール広場に到着。なにやらイベントが開催されててとーってもにぎやか。明日のパンを買ってホテルへと戻る。なんて言うんだろ?お洒落で洗練された新市街と古い石畳の旧市街が河をはさんで同居してて夜も夜景もとても美しくてこの街は居心地も良い!大好きな街、リヨン*^^*

ホテルに戻り、身支度を整えてフランス料理巡りの最後、ポールボキューズへ向う。

やら君の言葉

外観から見る第一印象は派手な趣味で、印象深いのは三つ星レストランで君臨し世界でも名高いレストラン、リオンの駅から100フラン(¥2000)、周りは何もなくて本当にこのレストランに来る、、一見さんじゃなくて予約をして遠くから訪れるお客さんが対象。遠くから食べにくる甲斐があるという二つ星のランク通り一つ星は料理が非常に美味しくて食べる価値がある、三つ星は内装、外観全てゴージャスで華やかである、それら全てをみたしているという意味。わざわざこの寂しいところにわざわざくる、という考えられないすごいことだと思う。

ギャルソンはすごく熟練された技、暖かみは安心感はまだまだだったかもしれないが、技術的、知識的にはパーフェクトでコミと呼ばれる白い服をきた方はとても素敵な笑顔でのサービス!!ポールボキューズのコレクションとも言える写真コレクションを見てきました。ボキューズが若干16歳でこの世界に入ったときにその当時に最高と言われていたダ・ピラミッドで働きはじめました。その事を今でも非常に大切にしているようでフェルナンポワンやマダムポワン、その師匠のエスコフィエの写真が沢山飾られていてそれをみた僕は興奮しました!

フランス料理を学びはじめてから憧れた店であり憧れた街であり...僕自身の創造、予想を超えた旅行になっています。僕はイメージしていましたから、、、それでもこれほどの興奮、過激...。

[手記より]
Lyonから人里離れたポールボキューズの昔の面影を見、年の経つことの悲しさを知る。それを受け継ぐ人物の情熱があふれる料理とサービス、温かい笑顔、レストランボキューズは今も生き続けている。

かなこの言葉

ポールボキューズにつき外観をみてビックリ、、、入り口にはフランスの国旗がありライオンの像がありレストランの建物が半端じゃない。壁に描かれた絵はグリーンを貴重とした上に金の円にえんじ色の地に金で絵が・・・ちょっと私には理解できない感じ・・・かな?(苦笑)ゴージャスと言えばゴージャスなんだけど...。

トリュフのココットっていうのかな?パイの生地でふたがしてあるような感じかな?アラン・デュカスで主人から一口もらって食べたトリュフは「ん?美味しいの〜?」って不思議だったんだけどパイをブスブスッとフォークで刺してわった時の香りはすごくて、美味しく頂きました。これはボキューズが75年にレジオン・ドヌードル勲章を受けたとき大統領列席のもとエリゼー宮で催された晩餐会で披露したものらしい。彼はエスカルゴ。ブルゴーニュ風のもの。メインはピジョン。彼はポールボキューズの伝統的なお料理で鱸のパイ包焼き。すずき一尾をパイでそっくり型どったお料理で中はオマールのムース、ソースはショロンさんが作っていたのでショロンというそのまんまの名前のソース。

観光客が多すぎて「親切」って感じじゃぁ〜なかったかな?でも、犬の散歩から帰ってきたボキューズさんに会いました!彼はきっちり「ボンソワ〜ムッシュ!」と彼がきっちり挨拶*^^*そして中に入ると「ボンソワ〜ムッシュ」ボンソワ〜マダム」と喧嘩をうってるかのような挨拶。彼はとなりできれそうに。「予約した●●です」というとリストをみてチェックされてるし。まぁ、いっかと案内されるままに進むと左手の部屋の奥に案内される。が、私が持ってるコートやバッグを預かってくれるでもなくコートも脱がせてくれない。「え?」と私があっけにとれれていると彼が促してくれて椅子もひいてもらえずに着席。「これで三つ星?」と思って二人でガーン!!と落ち込んでいると納得!後から日本人のバスツアーでどっかどっかお店に入ってきたのだ。多分、その人達と同じく間違えられたようで、後々に彼がテクをみせたらしく態度は一変!ポールボキューズのコレクションとも言える写真コレクションを見てきました。それをみた彼はまたまた大興奮!他のお客様がいたので席をたつのも宜しくないし・・と座りながら"光ってしまわないように"と祈りつつ一生懸命写真におさめてきました。そんな中で食事をしているとボキューズが出て来てくれてました。隣の席の人達と写真を撮っているのをみた私はいてもたってもいられない。彼に「私達も!私達も!」と言っても彼は目の前にあのボキューズがいる、そのことで高揚する気持ちをおさえるのが精一杯な様子!となると私がやるっきゃない(笑)戻ろうとするボキューズさんにカメラを見せるとボキューズがギャルソンを呼び止めカメラを渡すとボキューズが私の右肩に手をかけ写真を撮ってくれ、次は彼の肩に。

ここのトイレは何が変わるところもなかったかな?ボキューズの絵葉書が売っていたので購入。

これは旅行から帰り私がボキューズについて調べて知ったことですが、私達が通された日本人観光客団体とは反対側の左側の暖炉のあるお部屋はボキューズの親しい人をお招きする部屋だそう。しかも私達が座ったのは一番奥の上座ということは一番良い席だったらしい。これもやはり辻静雄のおかげなのかもしれない、と思いました。

[ポールボキューズについて]

リヨン市内から車で10分ほど、ソーヌ側にかかるコロンジュ橋の側にポールボキューズの本店がある。建物の壁にはシェフ自慢の自画像をはじめ。厨房で働く風景などの絵が描かれ「テーブルに座れない人には記念撮影でもどうぞ」といった感じ 。自画像の下には彼の有名な金言「鍋の底に真実が潜んでいる」のサインがある。パリ午前10時発のリヨン行きのTGVは「ポールボキューズ列車」と呼ばれるほど彼の料理を食べたさに訪れる人も多い。

 

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