受付を頼まれたら・・・


招待客が会場で始めに接するのが受付係。
いわば披露宴の顔といえます。
新郎新婦に代わって招待客を迎えるのですから出席して頂くことに対する
感謝の気持ちをこめた明るい態度でテキパキと仕事を行うようにしましょう。

役割と心得
新郎新婦に代わって招待客を迎え、芳名帳に署名をしてもらったり、結婚祝いを受け取る、会場の案内をする、招待客に席札やもぎり札を渡したりするのが受付け係りです。一般的に受付け係りは出席者の顔をよく知っている新郎新婦の親類や友人が、新郎側からひとり、新婦側からひとり依頼されます。
当日は開演より一時間程まえに会場入りをし、仕事の内容を確認しましょう。
開演の20〜30分前は特に招待客の来場が多くなりますので、あらかじめ招待客の名前をよく読んでおくことも必要でしょう。また、招待客から会場の施設を聞かれることもありますから、すぐ答えれれるように、控え室や化粧室、クロークなどを確認しておきます。受付けに立ったら、両手を膝のうえにおき、静かな態度で招待客を待つようにしましょう。ソワソワと落ち着きのない態度でいたり、久しぶりに友人と会ったからといって騒いだりしないようにしましょう。披露宴の顔であることを忘れてはいけません。そして、招待客には新郎新婦の身内の気持ちになって接しましょう。
対応法
ご招待客がみえたら、お辞儀をし
「本日はようこそおいでくださいました」と丁寧に挨拶します。
そして芳名帳に署名してもらうときには
「恐れいりますが、こちらにご署名願います」と言って芳名帳と筆を差し出します。
また、お祝い(御祝儀)などを差し出されたら
「お心遣いありがとうございます」と丁寧にお礼をのべて受け取ります。
そして氏名と場所によっては金額もメモしておき、あとは責任をもって管理します。
御祝儀を狙った泥棒もいますので、お祝いからは決して目を離さず、受付けを空けないように注意する心構えも必要です。
当日の用意
受付け係りとして当日必要な備品は以下の通り。
会場側か、新郎新婦で用意している場合もありますので事前に確認しましょう。
・芳名帳−署名して頂きます
・筆記用具−正式には硯(すずり)と筆ですが、筆ペンやサインペンも用意しておくと良いでしょう
・広蓋か盆−御祝儀を入れておきます
・金品保管の袋−預かった御祝儀をまとめて入れておきます
・席札・席次表
・メモ帳
・招待客名簿


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